2006年にニューヨークで開催し、大好評を博したこの展示会が2007年はロサンゼルスでの開催となった。
今回の会場となった全米日系人博物館が設立された1985年当初、博物館は日系アメリカ人の物語を永久保存する場所、歴史的な遺物や芸術品を貯蔵する場所、コミュニティー(地域社会)の人々が集う場所と考えられていた。
しかし盛田氏は、博物館および日系アメリカ人コミュニティーを将来の日米の架け橋役とみていた。
日本企業のアメリカ進出成功の裏には日系アメリカ人の助けがあったと知っていたからこそ、盛田氏は1993年に全米日系人博物館の募金委員長・日本会長となり、新館パビリオン建設の実現化に大きく貢献したのである。
生涯を通じ日本と日系アメリカ人に様々な貢献をしてきた盛田氏をたたえた、このロサンゼルスでの展示会も年齢問わず、多くの来場者が訪れた。